風格漂う三津の名家「近藤本家」
三津2
推定築130~140 年。初代三津浜町長であった近藤貞次郎の邸宅。
間口の広い木造2階建ての立派な建物のファサードは、
1 階の出入り口部分と屋根瓦が改装されている他はほとんど往時のままで、1 階部分は和風の格子、
2 階部分は近代を感じさせる洋風の虫籠窓(むしこまど)とし、見事に和風建築になじませています。
2 階には軒下の両端に袖卯建が備えられており、軒下を伝ってくる火を防ぐ効果をもっています。
貞次郎は昭和15 年、近藤本家の敷地裏に隠居所を建てました。その建物が現在の梶原家となっています。
虫籠窓と袖卯建
※小宮正雄氏より