有名建築家の作品「石崎汽船本社ビル」
三津1
当時埋め立てや港の改修により、石崎汽船の社屋は港から遠ざかっていた。
建築主の石崎兵太郎の「船舶の出入りを見渡せる海岸端に新社屋を」という夢を叶えるべく、
大正13年建築家木子七郎の手によって石崎汽船本社ビルが建てられた。今も尚当時の姿とほとんど変わらない。
建物は当時では珍しい鉄筋コンクリート造りの地下一階地上二階建て(一部三階)。
木子七郎による本格的洋風建築である。当時彼は関東大震災の復興事業に携わっていたこともあり、
このビルを建築する際、耐震性・防火性に気を配っていた。
■石崎汽船本社
愛媛県松山市三津1丁目4-9
愛媛県松山市三津1丁目4-9